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動物や植物たちからのメッセージ

かわいそうで、写真のことなど忘れてしまった。

だから、画像はありません。

 

2日ほど前、伊達からどこの温泉に行こうか?と迷って、イエス様に聞いて

洞爺湖温泉と言われた気がして、いつもと違う道を行くときに、

センターラインの近くに何かを見つけた。

 

それは、倒れたカモだった。

私は迷わず、車を止めて近づいた。

 

神様の与えた美しい彩り。可愛いクチバシ。愛らしい姿。

 

でも、悲しいかな、内臓が飛び出ていた。

 

あー、まただ。神様、ごめんなさい。

 

これで何度、動物が車に轢かれたのを見ただろうか?

 

でも、カモは初めてだった。

カモさん、なんでこんな車道に来ちゃったんだろう?

 

いや、悪いのはここに来たあなたじゃないね。

あなたを気にもせず、スピード出して走り抜けた車だね。

 

だってあなたは、いつも普通に生きてきただけだね。

なんの理由だとしても、どこを歩いたとしても、あなたは悪くないね。

 

カモさんをそっと、新聞紙で包み道の端に置いて…心が痛くなり

祈りながら

そのまま予定通り温泉に寄った。

 

温泉に入りながら、ずっとカモさんのことで心が重かった。

 

でも、不思議な事が起こった。

 

いつもは、まったく生き物の存在などない窓に

可愛い頭がチラチラ見える。

パヤパヤした産毛に、クチバシの影。

 

しばらくいて、また飛んで行った。

 

「ありがとう。」

 

私には、そう聞こえた。

 

これは、初めての経験じゃない。

 

ある時、カフェの窓にぶつかって倒れた鳥を助けた。

次の日の朝、カフェの前の大きなシンボルツリーに同じ鳥が決して逃げないで

美しい声でずっと鳴いてくれた。

その時も、感謝の心が伝わってきた。

 

逃げるタヌキさんに「ねえ、友達になろう。遊ぼうよ!」と話しかけたら、戻ってきて

それから友達のようになって敷地内に堂々と暮らすようになった時もある。

先日も、別なタヌキが慌てて逃げた時、

逃げなくていいんだよ、遊びにおいでよ!

と話しかけた次の日には、自宅の玄関に来て、のんびりお昼寝してくれた。

 

野良猫の声が、言葉になって聞こえたこともある。

遠慮がちに、「すみませーん…」と言ってきた。

あの時から、猫にやさしくなれて、

昨年子猫を保護までしちゃった。。。

 

敷地内の白樺樹液を数年、木に穴をあけて採取して

お店でコーヒー淹れたりしていたんだけど

ある年、穴をあけた瞬間

白樺が痛がっているのを感じて、

可哀そうでもう、樹液を取るのができなくなった。

 

あたりまえだけど

動物たち、植物たちは生きている。

ひたすら生きている。

 

人間のような言葉を話さなくても、別次元で話してくる。

 

そのたびに、いろんなことを教えられる。

 

自分を含めた人間の 鈍感さ、傲慢、罪深さ…

 

田舎に来て、最も価値ある収穫は、動物や植物を通して与えられている。

 

私こそ、ありがとうね。